父のジャンパー
父が良く着ていたジャンパーに
私宛の手紙がないか探してみる、、、
あるわけないし
もし手紙があったとしたら私宛ではないだろう
母宛だ
内ポケットも探してみる
父の匂いがした、、、
何かある
千円札 6枚
父はお札はお財布に入れずそのまま内ポケットにしまっていた
気にしてはいなかったが
その動作を思い出す
一枚画像を撮らせてもらい
そっと内ポケットに戻しておいた
真夏だった最後の入院にも
このジャンパーは持っていった
ハンガーに掛け
実家に来ては父を思い
袖口と握手をし
スカイツリーに祈る
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